「人はミスをする行動特性を持ている。」
ヒューマンファクターとは人間の行動特性のことを指します。!!
人間の行動特性の中で特に安全に密接なものがヒューマンエラーです。
ここではこれらについて説明したいと思います。
ヒューマンファクター(人間の行動特性)とは、錯誤(錯覚)、不注意(うっかり・ぼんやり)、近道行為、省略行為に代表される。いわゆる人間の4つの行動特性を言います。
人間は危険かもしれないと思っていても、急いでいたりすると近道をしようと赤信号を渡ってしまう生き物です。車が一台も走っていないと思うと、信号ではない所を渡ってしまいますが、他人には守ることを希望します。
そして、人間は不注意な生き物と言うことを忘れて、相手はちゃんと運転しているから大丈夫だと錯覚してしまい大きな事故が起きてしまうのです。
人間の行動特性として、ミスや不注意は誰もが持っている人間本来の特性です。このミスや不注意が結果として、事故や災害が発生した時、これをヒューマンエラーと言います。さらに人間が代表するミスとは、認識・認知、判断・決定ミス、操作・動作ミスの不安全行動。不注意とは、うっかり・ぼんやりなど人間がうとうとしているような不安全状態に分かれます。
車の運転でアクセルとブレーキを間違えた | 不安全行動 |
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赤信号に気付かず渡ってしまった | 不安全状態 |
コピー機の操作が分からず大量にコピーした | 不安全行動 |
コピー機の枚数が100枚になってることに気づかずコピーした | 不安全状態 |
機械化が進んだ近代では、このヒューマンエラーによって起きる、事故や災害の率は全体の80%とも言われており、如何にしてヒューマンエラーを未然に防ぐかは重要な課題となっています。これはどのような仕事にも当てはまることです。
有名なハインリッヒの法則(ひやりはっと項目参照)で、「1つの災害が起きた場合、29の小さな怪我があり、300の不安全状態・不安全行動が存在する」というのがあります。この300のヒューマンエラーを見つけるためには「ひやりはっと」が非常に有効な手段です。是非、試してみてください!
次の5安全なヒューマンエラーでは組織・集団・個人それぞれのエラーに対して具体的な考え方・解決法を提案しています。
こちらのサイトがとてもよくまとめているので参考にしてください。【ヒューマンエラーはなぜ起こる】