安全をもっと勉強したい方

危険予知とは

「危険予知とはなにか」

T.危険予知訓練(KYT)

@イラストや写真で危険性又は有害性を視覚的に見せる。
危険予知
このイラストを見て考えられる危険を話し合いましょう。
状況
あなたは、外部非常階段の扉の塗装を行うため、
ペーパーがけをしています。
・内側から人が扉を開けると転落する。
・突風が吹くと転落する
・台から降りる時に下に置いてあるペンキが邪魔になる。
・ペーパーがけで粉が目や口に入る。
・扉に触りながら作業をしているので動いた時に転落する。
Aひやり・はっと体験談で客観的に捉える。
自分自身でも気付かない事や考えられない事が書かれている場合あります。
例)
キャビネットを台車に載せようとして扉が開かないようにテープで
止めていたが扉ごと外れた。
これらのように日々の中でイメージしやすいように訓練を行うことである。
そして、この内容を個人ではなく、集団でコミュニケーションを図って行うことが大事である。

U.危険予知活動(KYK)

その場所で行動をする前に危険を予測して、物を扱う前や環境の変化によって変更するかしないかを
集団で話し合いその行動が安全な結果になるかを決めることである。
分かりやすく例にすると・・・・・・
今日は仕事が休みなので恋人同士で洋服を買いに行こうとします。お店に着いて洋服を選びます。 気に入った洋服が見つかり買う事を決心しました。店員や恋人に試着を進められます。 試着をした結果サイズが少しだけ合わなかったが、どうしても欲しい洋服だった。恋人はサイズが合わないのなら買わない方がいいと言い、店員は同じような洋服をいくつか紹介します。
・・・・・・その結果お気に入りの洋服は諦めて買うの断念します。
・・・・・・どの辺りが危険予知活動なのか?
って思う人もいるはずです。この場合の危険予知活動は、洋服を試着する。これはサイズが合うか合わないかの確認、要するに集団で買うか買わないかを話し合ったことになります。 その結果買う事を辞めたことになります。これも危険予知活動になります。その場所で行動をする前に(洋服を買う)危険を予測して(サイズが合うかどうか)、物を扱う前に変更するかしないかを(試着をして)集団(店員と恋人)で話し合いその結果洋服を買う事を断念したとなります。 危険予知活動とはこのように皆さんが普段なにげなく行っていることなのです。この、なにげなく行っているという事を仕事の時に意識して行う事が大切になります。

V.現地危険予知(現地KY)

@1人危険予知活動
集団で危険予知活動を行った内容を今度は自分の仕事場で意識を高く持つために1人で危険予知活動を行うことである。
更に5安全.com的に例えると・・・・・・
外を歩いて交差点で信号機が変わるのを待っています。信号機が赤から青に変わります。 信号機が変わった瞬間に渡る人もいますが、渡る時に左右の確認をする人もいます。この場合の1人危険予知活動は、左右の確認をする。信号機が青に変わったからと言ってすぐには進みません、1人で危険予知活動を行ったことになります。要するに危険を更に予測したことになります。信号機が無い場所では必ず渡る時は左右の確認をして安全だと判断したら進むはずです。信号機があると左右の確認をする人は少ないはずです。しかし、この左右の確認が安全を意識する中で1番大切な事なのです。
A指差し呼称
歴史的に言うと最初は日本国有鉄道の運転手が始めたものである。
指差し呼称1.目で見て
2.腕を伸ばして指で指して
3.口を開き声に出して「○○○ヨシ!」
4.耳で自分の声を聞く
というものである。
これは、機関助手が機関手の言う事を単に復唱するのではなく、自分でもその内容を復唱して意識を高く持つということである。上記の例でいうと・・・・・・
指を指す方向を見て、指を指して「右ヨシ!」、「左ヨシ!」と言い、自分の声を聞く。皆さんも家を出る時に、「電気ヨシ!」「水ヨシ!」「窓ヨシ!」なんて経験があるはずです。このように自分自身に言い聞かせることです。
この1〜4の動作を行うことでフェーズVまで意識を高める効果がある。
フェーズ理論